香椎高校メモリーズ

2019年度香椎高等学校 第69回体育祭

第98回香綾会総会実行委員会(香椎高校46回生)取材記事より

9月7日(土)、母校・香椎高校にて第69回体育祭が開催されました。心配された天気ですが、生徒や先生方の願いが通じたのか、時折パラパラと雨が降ることもあったものの、全プログラムを滞りなく開催することができました。

開会式では矢ケ崎校長先生から、「生徒たちは新学期が始まった8月26日から体育祭の練習を始めた。しかし、雨が続きほぼ1週間まともな練習ができず、各リーダーが練習計画の変更を余儀なくされるなど、大変な苦労があった。」とのお話がありました。

また、実行委員長からは「今年のテーマ『勝覇』のとおり、各競技において全力で勝負にこだわってほしい。そして練習の中で学んだことを発揮しよう。」と力強い挨拶がありました。

まず、女子500m・男子1000mリレー等があり、その後、男子全員による組体操がありました。他校では「組体操は危険」とされ取りやめる学校も多い中、香椎高校では先生方のご理解と安全対策を徹底することにより、この伝統のプログラムが守り続けられています。

台風の影響も残り風が強い中でしたが、3ブロックとも見事に1発で4段タワーも7段ピラミッドも立て、香椎男子の気概を見ることができました。また、男子が7段ピラミッドを立てている最中に、女子全員がスタンドから送るエールの応援歌は、グランドの外で応援していた私たちの心にも奮わせるものがあり、感動で鳥肌が立ちました。

その後の各ブロックの応援合戦では、グランドで華やかに舞うチア・力強く演舞する応援団のほか、後方のスタンドでは息の合った人文字パネルもありました。チアや応援団の動きに合わせた人文字パネルは、私たちの頃に比べ文字や絵が複雑なものとなっており、どのブロックも非常に完成度が高く、素晴らしいものでした。

午後からは各ブロック女子によるダンスがありました。どのブロックの生徒も時にしなやかに、時にダイナミックな動きをし、1人ひとりが実に息の合ったダンスを披露し、見ている者を魅了しました。また、とても楽しそうな表情で踊っていた姿が印象的でした。

プログラムの終盤には騎馬戦や棒倒し、綱取り、ブロック対抗リレーなど、生徒たちの力のこもった熱戦が繰り広げられ、どの種目も手に汗握る展開でした。

閉会式では、矢ケ崎校長先生から「勝負の世界に勝ち負けはつきもの。優勝したブロックは勝者に恥じない学校生活を送って欲しい。優勝できなかったブロックも本当によく頑張っていた。優勝ブロックをたたえることができる香椎生であって欲しい。今日の体育祭で学んだことを今後の高校生活に生かしていただきたい。」と締めくくりました。

体育祭では『勝覇』のテーマのとおり、各ブロックのリーダーのもと、生徒1人ひとりが優勝を目指し、最後まで決して諦めない姿を見せてくれました。クラスが、学年が、そしてブロックが一丸となり、一生懸命取り組んだこの体育祭は、きっと生徒たちの今後の人生の糧になるとともに、素晴らしい思い出になったことと思います。

後輩たち、今日はたくさんの感動をありがとう。そして、このような素晴らしい体育祭を陰に陽に支えてくださった先生方をはじめ、PTAの方々に厚くお礼申し上げます。

第98回香綾会総会実行委員会
実行委員長 甲木茂美
香椎高校46回生

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