香綾会ニュース
平成29年度「黒門セミナー」
平成29年10月28日(土)、香椎高校にて黒門セミナーが行われました。このセミナーでは、職業観・勤労観の育成および主体的な進路選択のための力を養うことを目的に、社会の第一線で活躍している香椎高校卒業生の皆さんに講義をしてもらうものです。
平成27年度までは講義形式で行われていましたが、平成28年度よりアクティブラーニング方式が採用されました。知識の伝達・注入を中心とした授業ではなく、生徒達が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修方法です。今年度は
①国際関係
②教育心理
③歴史・文化・法学・政治・産業・流通
④工学・建築
⑤情報工学
⑥医療・薬学・看護
⑦環境・農学、就職・公務員、栄養
⑧芸術・映像・出版、体育・保健
⑨ファッション・美容・フードデザイン
のグループに分かれ、講師の皆さんの話しを聞く前に、それぞれの職業について探求学習を行い、その内容を講師の皆さんの前でプレゼンテーションしました。
その後、各グループで講師を囲んで講評を受け、質疑応答が行われました。講師の高校時代の話しには生徒達も興味津々、笑いの渦が生じたり和やかな場面も多く見られました。生徒達の真剣な眼差しと高校の先輩となる講師の皆さんの温かい眼差しが大変印象的でした。
公務員(警察)として講師をされた森 義範さん(高32回生)より感想を頂きましたので、ご紹介させていただきます。
黒い門をもっと黒く!
平成29年度「黒門セミナー」講師 森 義範(高32回生)
久しぶりの黒門セミナーに参加すると、以前の講師による説明方式から、生徒たちによる自作のパワーポイントを使用した各職業の説明を視聴した後、グループに分かれて質疑応答をする方式に変わっていた。
自分で話すことは好きな方で、話すうちに勝手に熱くなるが、生徒たちと個別に話している方が、実はもっと熱くなっていた。(笑)
しかも生徒たちが2~8人くらいのグループで研究して作ったパワーポイントと説明を聞くと、まだまだつたない説明ではあったが、照れながらも一生懸命に話す姿に初々しさを感じると同時に、自分達の高校時代と比べてもはるかに逞しい姿に、日頃の教育の様子が垣間見られ母校の誇らしさを感じた。
生徒たちとの懇談会では、たくさんの中で質問するのが恥ずかしい子も、数人のグループなら、こちらが顔を見ただけで何か聞いてくれるという親近感もあり、どんどん聞いてくれたので、こちらも一生懸命に分かり易く答えることができたと思う。
3グループで交代したが、もっと時間が欲しいくらいに懇談できたことも良かった。
田中校長は、剣道部の先輩でよく知っているが、香椎高校ならではの方式を取り入れたことを熱く語っていただいた。さすが我が母校!黒門を潜くぐった者は皆熱くなるのだ。
終了後、早速、進路指導の福山先生(彼女も剣道部の先輩)から、「今年も県警の一次試験に4人合格しとうけん面接の練習ばしちゃりぃ」と頼まれ、早速その4人を連れて来て日程の打ち合わせをした。全員合格を祈って、来週はまた面接の練習をしに黒門をくぐって熱くなり、黒い門をもっと黒くしようと思った。
香綾会ニュース一覧にもどる