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香椎高校ニュース
令和5年度 福岡県立香椎高等学校第76回卒業証書授与式
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前日までの寒さも緩み、完成間近の新校舎の窓に青空が映る3月1日。第76回卒業証書授与式が体育館で挙行されました。コロナ禍以降、マスクや入場制限のない形での式は初めてになります。
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在校生が心を込めて作った椿の花を胸に、少し緊張した面持ちの卒業生たち。それを見守る保護者の方々と教職員、来賓の皆様ご臨席のもと、厳かに式典が進みました。
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各担任が卒業生一人一人の名前を呼ばれ、「はい!」と凜々しく立ち上がる生徒の姿は、入学式の時とは違い、どこか堂々と誇らしさを感じました。全員の呼名が終わると、普通科総代の矢部 結菜さんとファッションデザイン科総代の渡邊 小夏さんが壇上にて、稲富校長から卒業証書を授与されました。
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稲富勉校長は式辞の中で、新札の顔となる日本資本主義の父と言われる渋澤栄一氏の『夢七訓』を取り上げ「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからす。夢を持つことがいかに大切か、卒業生の皆さんはまず夢を持ってください。」と述べられました。
卒業生でもある牧健PTA会長からは「私もPTAとして学校に関わる中で、改めて母校のよさを実感しています。3年間ご尽力いただきました諸先生方に心より感謝いたします。」とご挨拶がありました。
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今林久香綾会会長からは「香椎高校の卒業生は3万人以上に及び、関東・関西・中部に支部があり、それぞれの地域での活動をしています。もしこれから困ったこと、助けが必要なことがあったら、全国にいる卒業生の諸先輩をぜひ頼ってください。いつでも皆さんの力になります。そして、これからは同窓会の一員として、ともに母校を支えていきましょう。」と力強い言葉をいただきました。
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送辞では在校生代表2年生の中原 太陽さんが「行事の時だけでなく、部活動、普段の学校生活の中で、私たち後輩の模範となる先輩方でした。これからは自分たちが先輩の姿を見習って、次の香椎高校を作っていきます。」と3年生への感謝とともに、卒業生を送りました。
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答辞は卒業生代表の岳本 優月さんが「入学した時からコロナ禍で、思うような学校生活を送ることが出来ず、戸惑い、悔しい思いもしました。それでも友達と学べること、部活動ができること、一緒にお弁当を食べられること、何気ない日常こそ宝物なのだということを私たちは知ることが出来ました。3年生になって、コロナ禍で中止になっていた学校行事などが再開し、学校を引っ張っていくリーダーの役割を担う立場になり、不安もたくさんありましたが、やり遂げた時の達成感は今も感動とともに残っています。これまでご指導くださった先生方、どんな時も見守ってくれた家族に感謝します。」と凜とした姿勢で読み上げました。
香椎高校生として最後となる校歌斉唱では、吹奏楽部の演奏に合わせて、晴れやかな顔で、歌いきりました。
高校卒業は人生で初めて、それぞれの道が分かれていく節目です。進学する者、就職する者、地元を離れる者、いつもどこにいても、3年間ともに学んだ同級生は人生の大きな味方です。黒門をくぐって、母校を後にする時、その後ろには3万人の先輩方と皆さんに関わってくださった先生方、そして誰よりも近くで見守ってくださっている保護者の皆さんがいます。
これからの皆さんの前途が、晴れるときも降るときも、その雲の隙間から一筋の光が差すように、明るい世界が広がっていくことを心より願っています。
343名の卒業生の皆さん
ご卒業、おめでとうございます。
文責 山内(香綾会事務局)
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