香椎高校ニュース
福岡県立香椎高等学校創立100周年記念式典が行われました!
第100回香綾会総会実行委員会 レポートより
錦繍の名にふさわしい、美しい紅葉が楽しめる季節となりました。このたび令和3年10月23日(土)午前10時から福岡県立香椎高等学校創立100周年記念式典が、服部誠太郎福岡県知事をはじめ多数のご来賓のご臨席のもと、午前10時から開催されました。
はじめに香綾会物故者の方への黙祷が行われて式典が始まりました。矢ヶ崎裕和校長先生(高校33回生)の式辞では、「みなさんのご支援とご協力のおかげで、創立100年の記念事業として様々な企画をしていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、殆どが中止になってしまいましたが、この100周年記念事業に際しては、香綾会の募金活動や財団法人香綾会奨学財団の設立など、多くの方々からご支援をいただきました。だからこそ、この本日の式典で全ての方にお礼を申し上げたいと思います。」と述べられました。
在校生に向けては、「母校の100周年の歩みは、先人たちの弛まない努力と、様々な困難を乗り越えてこられた上に今の香椎高校があり、今日を迎える事に感謝をして欲しい。」と、述べられました。
そして、「次の100年に向けて自分からはどう生きるべきなのか、変わりゆく社会情勢のなかでも、未来をしっかり見据え、竹のようなしなやかな強さと期待、希望を持って新しい時代を作りあげて欲しい。
校歌にも若人への期待が込められている。改めて歌詞を見て、気持ちを込めて歌って欲しい。
チャレンジする強い気持ちを持てば自ずと未来は開けてくる、これからも前に進んで欲しい。」と、述べられました。
続いて、服部誠太郎福岡県知事、吉田法稔教育長、秋田章二福岡県議会議長のご祝辞がありました。
そして、100周年記念事業実行委員長の今林久香綾会会長(高校19回生)から100周年記念事業、本日の式典に対しお礼を述べられ、「未来とは今であるという言葉は、この100年、36,500日を振り返ることは、一朝一夕で語ることは出来ないが、これからの未来をみなさんと一緒に次の100年を見据え、前途ある香椎生としてこれからも何事にも全力で取り組んでいって欲しい」と、述べられました。
続いて小西寿良PTA会長(高校49回生)のご祝辞があり、ご自身が高校3年生の時に創立75周年で黒門の再建があったことを今でも鮮明に覚えており、「25年後のこの100周年の式典にいる事に身震いする気持ちです。新たな100年に向けてのスタートになりますが、新たな歴史を紡いでいって欲しい」と、述べられました。
その後、香椎高校の前身である香椎中学の創始者太田清藏翁を祖父にもつ、香綾会顧問の太田誠一様から現在の香椎高校に至るまでの歴史について、お話しをいただきました。
生徒代表挨拶では、3年生の中村羽流君からこの100周年記念式典へのお礼、36,000名の先輩方への感謝の気持ちを忘れずに、「輝け香椎つながる100年」のテーマのもと、香椎生としての誇りと志しを持って地域に愛される香椎学校にしていきたいと話されました。
最後に校歌斉唱があり、高等学校女学校の校歌を女子生徒、香椎中学応援歌を男子生徒、香椎高校校歌を全員で、という3部構成で斉唱されました。
校歌斉唱は、懐かしさは勿論ですが、100年という悠久の歴史の重みを感じました。
校歌斉唱後、100周年記念式典は厳かに終了し、休憩を挟み、生徒による研究発表会が「これからの社会をどう生きるか」という全体テーマのもと、開催されました。
①3年生のプロジェクトチームによるSDGS(持続可能な社会の作り)
②理科部による香椎川の生態について
③ファッションデザイン科による発表がありました。
生徒による気持ちのこもった発表は、日頃学校生活を送っているなかで、自分自身で目標や目的を見出し、一つの事をやり遂げるために、一生懸命取り組んでいる姿が想像出来ました。
この姿こそ、これからの香椎高校の歴史を創る原動力だと思います。
この日を迎えられることは、筆舌に尽くし難い気持ちです。これまでの100年の歴史をこれからも胸に刻み、新た100年の歴史を創るスタートとなる記念すべき日です。
創立100周年、心からお慶び申し上げます。母校香椎高校の今後益々のご発展を祈念申し上げます。
第100回香綾会総会実行委員会
実行委員長 御手洗 慶明(高校48回生)
実行委員長 森下 大輔(高校47回生)