香綾会コラム
No.18「MONO-FRESH 【モノ・フレッシュ】」
田畑 友季絵・岩永 望実(高55回生)
香椎高校卒業生のみなさま、こんにちは。私たちは、MONO-FRESH【モノ・フレッシュ】と申します。 田畑友季絵(もねら)と、岩永望実(のじ)からなるピアノとうたの引き語りユニットです。結成は2002年高校3年生の秋。 今年9/24で活動7年目に突入しました。
私たちの出会いは高校2年生の春。 同じ女子クラスになったけど、違うグループに居たため、お互い特に話したこともなくなんとなく知っている程度の存在(笑)でした。そして、時は過ぎ、高校3年生の初夏。 常盤祭個人ステージで岩永が“Joyful,Joyful”をクラスメイトのピアノに合わせて歌い、舞台袖からそれをみていた田畑が「一緒に曲を作ってみない?」と声をかけたところから、二人の音楽活動が開始しました。
でも、クラスマッチや体育祭(チアー長とサブチアー長としてみんなを応援)等に燃えていた為、具体的に曲作りなどは秋に入って(受験シーズン真っ直中 笑)からスタートしました。
最初のライブは発表会のような感じで、昼休みにお友達を音楽室に招待して、グランドピアノと生歌で、出来立てほやほやのオリジナル曲、2~3曲を披露。初めてファンレターをもらって、とても嬉しかった事を憶えています。そして、いったん活動を休止する形で受験に専念。お互い違う大学に通いだしてから、活動を再開しました。
あれから6年が経ち、今は、というと、手売りで販売していたCDが全国発売になったり(4枚目の最新ミニアルバムは12月10日に発売決定しました!!)九州各地や、アジアを中心とした海外でオファーを頂きながらライブ活動を行っています。異国の地で活動して、反響はどうか、という風に聴かれることがあるけれど、言葉や文化は違えど、こころで繋がれるのが音楽の一番素晴らしいところなので、あとはジェスチャーと音楽への情熱があれば、大丈夫です。分かり合えます!!もっと多くの方に私たちの音楽を聴いて頂くため、伝えるために思いを巡らせ、発見して勉強する、これこそが今の私たちには必要なことなのだと思います。
MONO-FRESHは、曲作りの上での喧嘩はするけど、基本的に似たような性格で、のんびりしていて(たまに心配されるくらい!!)マイペースな二人なのですが、お互いがこころの深いところで信頼出来たり、繋がっていると感じるのは、多感な青春時代を同じ香椎高校という場所で過ごした影響が大きいのではないかな、と思います。
先日行われた【第87回香綾会総会】では演奏する機会を頂き、本当にありがとうございました。どんな方が聴いて下さるんだろうか、私たちの情熱は伝わるんだろうか、とリハーサルではほんの少し不安がありましたが、みなさまの優しさと愛情で、本番は笑顔の耐えない素敵なひとときになりました。演奏終了後には、多くの方が、CDやDVDを購入して下さったり、「応援しているから、頑張ってね!」とプレッシャーではなく、ポンと背中を押していただく言葉や、「感動しました。家族や友達にも聴かせたいです。」等、世代を越えたたくさんの先輩方が、愛情たっぷりの優しい言葉をかけて下さいました。
『香綾会って、とっても温かいなぁ』と思わずにはいられないシーンが何度もあり、感動で胸がいっぱいになりました。
香椎高校でよかった。
MONO-FRESHの音楽の原点は、あの音楽室で感じた得も言われぬ心地良さにあります。それまで感じたことのない、時が止まったようなあの不思議な、心地良い違和感が今もこうして私たちを動かしています。私たちを出会わせてくれてありがとう。そして、何より、二人に、たくさんの方を出会わせてくれてありがとう。その感謝の気持ちを繋げて、これからも活動していきたいと思います。
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