同窓生ニュース
漫画家 業田 良家さん(高29回生)原作のマンガがドラマ化!
本校29回生の業田 良家(ごうだ よしいえ/本名:武井 伸彦)さんのマンガを原作とした実写化ドラマが、NHK BSプレミアムの「プレミアムドラマ」枠で2017年11月から放送されています。
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主人公は売れない演歌歌手。
男手ひとつで娘を養い、営業に苦戦する毎日。
でも、その顔はいつも明るい。
亡き妻に約束した「いつか紅白歌合戦に出場する!」という夢があるから…!(番組HPより引用)
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主演の浜野謙太さん始め、倉科カナさん、安達祐実さんなど豪華俳優陣が出演されている作品。業田さんが作詞を手がけられた劇中歌「男の操」の作曲には、業田さん自身がつんく♂さんを指名されたとか。
温かくホッコリするドラマと大好評の「男の操」。次回放送は、2017年12月3日(日) 22時から22時49分(【再放送】12月10日(日)16時30分~)ぜひご覧ください。
▼プレミアムドラマ「男の操」公式サイト
http://www.nhk.or.jp/pd/misao/index.html
▼「男の操」 ビッグコミックBROS.NET|小学館
https://bigcomicbros.net/comic/otokonomisao/?release_date=all
◆───-- 香綾会報第41号記事より --───◆
高校生の感受性で
業田 良家(高29回生)
私は昭和51年に香椎高校を卒業した29回生であります。今年58歳なので高校3年生だったあの頃から40年が経ったことになり改めて驚いてしまいます。
昨日のことのように思い出すというのは無理があるけど、10年前のことのようにあの頃のことを鮮明に思い出せます。面白かった友達や好きだったあの娘のこと、個性的すぎる先生方、仲の良かった先輩や後輩たち、思い出すとすべてが楽しいことばかりで頬が緩みます。よくよく思い出すと嫌なことや辛いこともあったのですが、今となればわさびや七味唐辛子みたいなもので思い出料理をいっそう引き立ててくれます。
高校時代に戻りたい、あの頃の高校生活をもう一度やってみたいと時々思います。しかも内面は今現在までの人生経験を積んだまま、体と脳細胞は18歳に戻って(笑)。こんな妄想を抱いた人は結構多いだろうと思います。楽しいでしょうね。やたら大人びてなんでも知っている男子高校生として女子からすごくもてるかもしれないし、おっさん臭いと笑われる存在となるかもしれないが間違いなく面白いでしょう。新しい音楽を聞いて感動し、好きな子と話してワクワクし、友達のギャグに大笑いし、鋭い感受性で一瞬一瞬を豊かに感じてみたい。
今振り返れば高校生活がたった3年間だったとは到底思えない。6年間くらいあったような気がします。それくらい毎日いろんなことが起き、瞬間を幾重にも感じていたのでしょう。
今年も香綾会総会の季節がやってきました。29回生の私は同級生約20名と一緒に14年前に当番幹事として関東支部の総会を準備実行致しました。総会の1年前からみんなで集まって先輩方のご指導を受けながら文化祭でもやるようなノリで楽しく準備をしました。いい思い出です。今でも時々みんなで集まって飲みに行ったり遊びに行ったりしています。香綾会が関東支部を作っていてくれたことに今更ながら感謝します。
私は職業が漫画家なので幸か不幸か定年退職がありません。高校生だった頃の初々しい気持ちを思い出しながら、あの頃の想像力・妄想力を忘れないようにして漫画を描き続けたいと願っています。
ロボットたちの切なくて温かい物語「機械仕掛けの愛」