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香綾会コラム

   第33回コラム  「世に生を得るは 事を成すにあり」

                高52回生 佐々木 ゆか(旧姓:石井)
私は、平成12年度 服飾デザイン科卒業生の佐々木 ゆか(旧姓:石井)と申します。

私は、香椎高校を卒業後、服飾デザインと、自分が幼いころから続けていた書道を融合させたアート活動がしたい。という思いから、静岡県にあります、日本書道芸術専門学校へ進学し、書道の師範免許・賞状筆耕士・専門士の資格を取得し福岡に帰ってきました。
専門学校では、書道の実技はもちろん古典や漢文学、教育理論・・・と。深く学ぶことが出来「この伝統芸術を次の世代につなげていきたい。」「子供たちに書くことの楽しさを伝えたい。」と思うようになりました。

そして卒業後は、20歳で、地元 糟屋郡篠栗町に香粋書道教室を開塾し、最初は2人から始めた教室も50人以上の生徒さんに恵まれ、幼稚園から70歳までの方に書道の楽しさを伝えるお仕事をしておりました。

しかし、ここ2〜3年で体調を崩し、特定疾患 難病の「不全型ベーチェット病」という診断をうけ、今年の3月で講師を引退しました。 私にとって、「先生」という職業は生きがいでもありました。
なので、仕事を辞めるという決心がつかないでいましたが、その時、
坂本龍馬の言葉「世に生を得るは 事を成すにあり。」 と言う言葉を思い出しました。
そして、同じ病と闘っている方や、色々な方に勇気のおすそ分けができるのではないか?と思い、病名を公表して活動していく事を決めました。

現在の活動としては、自分の想いを書に乗せて作品制作をしており、7月9日〜15日に、アクロス福岡にて2度目の個展「香粋」を行います。
また、先日KBC九州朝日放送より取材依頼を受け、夕方18時30分〜の番組「ニュースピア」に4月末出演予定(2010/4/29に放送されました)です。

先日、母校を10年ぶりに訪れ香椎高校の後輩たちの姿を見た際、高校3年生のときにこの校舎で「絶対に書道の道で生きていく」と自分に誓ったことを思い出しました。
「夢は願って叶うものではない。掴み取るもの。」
私は、そう思っております。

上手にお話できるかはわかりませんが、後輩たちに私の想いを伝えることが出来ればと思っております。